Last updated on August 5, 2017
 
2017年8月5日 更新 
2017年度
青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部
共催講演会(第2回)
 
「英語を媒介言語とした大学授業の課題と展望」
講演者 : 菊池 尚代 (青山学院大学)
日 時 : 2017年4月8日 (土) 16:00-17:30
場 所 : 青山学院大学 11号館 4階 1143教室
・交通アクセス:
 http://www.aoyama.ac.jp/other/access/index.html
・キャンパスマップ:
 http://www.aoyama.ac.jp/other/map/aoyama.html
参加費 : 無料 (事前申込不要)
問合せ先 : JACET関東支部事務局
jacet-kanto-office@cl.aoyama.ac.jp
(@は半角にしてください)
講演概要 :
英語の国際共通語化が進むにつれ、英語を媒体言語 (ML)とした授業を提供する大学、大学院が世界的に増加している。しかし、小・中・高とは異なり、その教育方法は明確に規定されておらず、また様々な呼称(EMI,ETPなど)も存在している。それぞれの呼称にはある一定の定義があるものの、世界的に統一されているとは言い難い。さらに英語言語媒体授業には授業内容の理解不足が全体の学力低下を招きかねないなどとする否定的な研究結果も報告されており、慎重な授業運営が求められている。日本においても、日本語で運営されている従来の授業から英語言語媒体授業への移行が、近年、大学、大学院で多く行われてきており、日本語を一切使用せず、英語言語媒体授業の履修のみで卒業が可能な大学や学部、また海外の大学とのダブル学位などにも注目が集まっている。この背景には日本への留学生数増加への期待や、学生の留学への動機づけ、さらに世界的水準を勘案した日本の高等教育全体の質向上などの思惑が込められているが、こうした期待や目的が英語媒体授業を運営する具体的な教育方法の構築より先行している現状が否めない。さらに、小学校の英語授業開始や国際バカロレア認定校、大学入学前の海外修学経験者の増加、またその修学先が多種多様であるなど、大学入学時の英語力の差違は拡大傾向にあり、英語媒体授業の教育方法の構築は難境に陥っていると言わざるを得ない。本講演では、講演者が自ら出向いた、国内外の英語を媒体言語とした大学授業調査を通して、直面している現状を整理し、日本のようなEFL環境の大学ではどのような授業デザインが考案できるか 留意すべき事項をあげながら提案してみたい。
講演者略歴 :
菊池 尚代
青山学院大学地球社会共生学部准教授
國學院大学文学部国文科、青山学院大学文学部英米文学科、テンプル大学大学院教育学研究科英語教授法修士課程修了。
中学、高校の英語、国語の教員免許状取得。ニッポン放送編成局制作部、中学・高校の教員、大学院のプログラムコーディネータなどの勤務を経て、現職。