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Last updated on August 22, 2018
 

2016年度 共催講演会

2016年度
青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部
共催講演会(第1回)
教科書のデジタル化の今後:その可能性と課題
講演者 : 山内 豊(東京国際大学)
日 時 : 2016年4月9日 (土) 16:00-17:30
場 所 : 青山学院大学 14号館 総研ビル 9階 第16会議室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」

【講演概要】
新聞、雑誌、書籍などがデジタル化される中、文部科学省によって『「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議』という有識者会議が2015年5月から設置され、検定教科書のデジタル化についての議論が進められています。毎回の会議には100名を越えるマスコミ・報道陣が聴講に訪れ、高い関心をよんでいます。本講演では、検定教科書がデジタル化される場合、「学び」がどのように変容し、どんな効果が期待できるのか、デジタル教科書を使いこなすために教師にはどのような知識や技能が必要になるのか、デジタル化に伴ってどんな課題や問題が出てくるのかなどについて、有識者会議の最新動向も盛り込みながら、具体的に解説・考察していく予定です。

【講演者略歴】
山内 豊 (東京国際大学)
東京学芸大学大学院・コロンビア大学院修了。東京学芸大学附属大泉中学校、東京学芸大学附属高校を経て、東京国際大学教授 (英語教育学・教育工学専攻)。文部科学省審議委員も併任。 著書:『インターネットを活用した英語授業』(NTT出版)、『IT時代のマルチメディア英語授業入門』(研究社出版)。雑誌『英語教育』(大修館書店)にて「どうなる? 教科書のデジタル化」を隔月で連載中。


2016年度
青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部
共催講演会(第2回)
理論と実践の間で―英語教職課程履修学生の体験と省察の往還を通して見えてきたこと
講演者 : 浅岡 千利世(獨協大学)
日 時 : 2016年9月10日 (土) 16:00-17:30
場 所 : 青山学院大学 14号館 総研ビル 9階 第16会議室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」

【講演概要】
教員養成段階においても実践的指導力の育成が強調され始めた状況下で、様々な形で実践現場への参加活動の制度化や教育実習のあり方の見直しが進められている。本研究ではそのような現状を踏まえつつ、当の英語教職課程履修学生は実際にどのような体験を積み重ね、大学での研究活動でそれらの体験とどのように結び付けようとしているのか、質的調査方法を用いて分析した。発表では履修学生から得た質的データを基に、彼らの英語教師としての成長に影響を与えている要因と考え方の変化について報告する。最後に、フロアとのディスカッションを通して今後の英語教員養成における大きな枠組みの変化を展望する。

【講演者略歴】
浅岡 千利世 (獨協大学)
獨協大学外国語学部英語学科准教授。Ph.D. in Education (Institute of Education, University College London)。専門は英語教育、教師教育。


2016年度
青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部
共催講演会(第3回)
大学英語教育のグローカライゼーション:ELFプログラムの挑戦
講演者 : 小田 眞幸(玉川大学)
日 時 : 2016年10月8日 (土) 16:00-17:30
場 所 : 青山学院大学 総研ビル(14号館) 9階第16会議室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」

【講演概要】
本発表では、共通語としての英語(English as a Lingua Franca)の習得を到達目標として明示し、2014年度にアジア初のELFを冠したセンターとして発足した玉川大学ELFセンター(CELF)に至るまで、そして日本の高等教育という枠組みの中で同種のセンターを運営するにあたって遭遇する様々な挑戦について言及する。

発表者自身の英語学習者、教職課程受講者、大学院生、大学英語教員、教員養成担当者、そしてプログラム管理者としての英語教育、学習との関わりを振り返りながら、それらがセンターの理念にどう影響しているか、既存の大学の文化にどう整合させるのか、更に多文化、多国籍の教職員組織をどう運営するのかを事例を交えながら論じ、今後同種のプログラムを立ち上げる大学にヒントを与えることが出来れば幸いである。

【講演者略歴】
小田 眞幸 (玉川大学)
ジョージタウン大学でPh.D.を取得後、1990年に帰国し、玉川大学で教鞭をとる。現在文学部教授、ELFセンター長。専門は言語政策論、教師教育、共通語としての英語(ELF)。AsiaTEFL副会長(会員担当)、JACET理事(学術交流担当)。


2016年度
青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部
共催講演会(第4回)
言語学習におけるモチベーション理論:現場に何が生かせるか
講演者 : 菊地 恵太(神奈川大学)
日 時 : 2016年12月10日 (土) 16:00-17:30
場 所 : 青山学院大学 総研ビル(14号館) 9階 第16会議室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」

【講演概要】
本講演では、まず昨今の言語学習におけるモチベーション理論の発展に関して概観する。そのうえで現場教員がどのようにして学習者のモチベーションを理解し、言語学習のサポートをできるかを考察する。また講演の最後には、参加者の方々に自らの外国語学習のモチベーションの変化を共に振り返っていただきながら、どのような要因で外国語学習者のやる気が変化しうるかを議論する。

【講演者略歴】
菊地 恵太(神奈川大学)
神奈川大学外国語学部准教授。MA in ESL, University of Hawai’i at Mānoa。Ed.D, Temple University。近著に「英語学習動機の減退要因の探求:日本人学習者の調査を中心に(ひつじ書房)」がある。


2016年度
青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部
共催講演会(第5回)
効果的な音声教育:発音指導からスピーチ指導まで
講演者 : 米山 明日香(青山学院大学)
日 時 : 2017年1月21日 (土) 16:00-17:30
場 所 : 青山学院大学 総研ビル(14号館) 9階 第16会議室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」

【講演概要】
コミュニケーションの重要性が高まる一方で、最近では従来型の発音記号を使った指導が減り、発音記号が読めない学生が増えるなど音声指導に変化が見られます。また、コミュニケーション重視の英語教育の結果、英語をなんとなく話せる学生が増えているものの、スピーチなどフォーマルな場で話す訓練が出来ていない場合が多々見られます。本講演では、学生の音声指導に関する実情、効果的な音声教育、スピーチ指導の際の教材選び、指導時の注意点などについて触れ、実践的な英語のスピーチ指導・発音指導を考えます。

【講演者略歴】
米山 明日香(青山学院大学)
青山学院大学社会情報学部准教授。専門は英語音声学、英語教育、発音指導、英語プレゼンテーション、通訳。青山学院大学英米文学科卒業後、英国 University College London で音声学修士号(MA in Phonetics)を取得。その後、日系航空会社勤務、通訳者、東京外国語大学、早稲田大学などの大学講師などを経て現職。博士(文学)。BSスカパー『ニュースザップ』のニュースコメンテーター。『スーパーアンカー英和辞典』『アンカーコズミカ英和辞典』(ともに、学研教育出版)の発音担当者。