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2013年度 共催講演会

2013年度
青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部
共催講演会(第1回)
英語教育における質的研究の理論と実践
講演者 : 高木 亜希子(青山学院大学)
日 時 : 2013年4月13日 (土) 16:00-17:30
場 所 : 青山学院大学 総研ビル 9階 第16会議室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」

【講演概要】
本発表では、英語教育における質的研究の理論と方法について理解を深めることを目的とする。研究を行う際、研究者は、理論的立ち位置を明確にした上で、研究計画を立て、目的に合った研究手法を選択する必要がある。具体的には、3つの理論的枠組みのうち、解釈的 (interpretive)、および批判的 (critical) 視点に立ち、どのように質的研究をデザインするか、(1)研究課題の設定、(2)データ収集の方法、(3)データ分析の方法、(4)研究の評価の観点から論じる。また、量的研究と質的研究の混合研究のあり方や質的研究と実践研究の関係についても言及する。

【講演者略歴】
高木 亜希子(青山学院大学准教授)
エクセター大学大学院博士課程修了。大阪教育大学准教授等を経て現職。専門は英語教育学。現在関心のある研究テーマは、教師と学習者の成長。


2013年度
青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部
共催講演会(第2回)
発問を中心にリーディング指導を考える
講演者 : 田中 武夫(山梨大学)
日 時 : 2013年9月14日 (土) 16:00-17:30
場 所 : 青山学院大学 17号館 4F 17406教室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」

【講演概要】
英語のリーディング指導では、生徒や学生が英文を主体的に読もうとしない、和訳や解説に時間がかかってしまう、テキストの理解がなかなか深まらない、などさまざまな課題があります。これらの課題をいかに解決し、リーディング指導を行っていくべきかを考える糸口として、発問の効果的な活用について考えてみたいと思います。そこで、リーディング指導における発問とはどのようなものがあるのか、リーディングにおいてなぜ発問が重要なのか、どのように発問づくりを行えばよいのか、発問を使ってリーディング指導をどのように展開していけばよいのか、など具体的な方法について考えたいと思います。

【講演者略歴】
田中武夫(山梨大学准教授)
福井県出身。兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科博士号取得(学校教育学)。専門は英語教育学。主な著書に、『「自己表現活動」を取り入れた英語授業』(2003年,共著,大修館書店)、『英語教師のための発問テクニック:英語授業を活性化するリーディング指導』(2009年,共著,大修館書店)、『推論発問を取り入れた英語リーディング指導:深い読みを促す英語授業』(2011年,共著,三省堂)、『英語授業での発問テクニック―リーディング指導での発問作りと活用の実際―全5巻DVD』(2012年,監修,ジャパンライム)、などがある。


2013年度
青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部
共催講演会(第3回)
小学校英語の教科化に伴う課題
講演者 : アレン 玉井 光江(青山学院大学)
日 時 : 2013年10月5日 (土) 15:00-16:30
場 所 : 青山学院大学 総研ビル 11階 19会議室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」

【講演概要】
現学習指導要領の導入時より文部科学省は外国語活動の教科化(名称変更の可能性あり)とその早期導入を課題とし、取り組んできている。昨今教育再生実行会議および教育再生実行本部などからも英語教育について多くの提言がなされている。本発表においては、公立小学校における英語教育の教科化を見据えその課題―導入時期と授業回数、授業形態、授業内容(教科書)、評価、教師養成など―について皆様と考えていきたいと思います。

【講演者略歴】
アレン 玉井 光江(青山学院大学教授)
文京学院大学外国語学部教授、千葉大学教育学部教授を経て、現在青山学院大学文学部教授。教育博士。主な研究分野は児童英語教育〔リタラシー教育〕。代表的な著作は『Story Trees』2013. 小学館集英社プロダクション、『小学校英語の教育法―理論と実践』2010. 大修館、New Horizon 1, 3,(編集委員) 2012, 東京書籍、"Phonological awareness and development of word knowledge among young Japanese Learners of English" The Journal of ASIA TEFL Special Issue, 1-28 (2012).


2013年度
青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部
共催講演会(第4回)
ディスコース・ストラテジー:国際論文採択へ向けたアカデミック・ライティングのアプローチ
講演者 : 中谷 安男(法政大学)
日 時 : 2013年12月14日 (土) 15:00-16:30
場 所 : 青山学院大学 総研ビル(14号館) 11階 第19会議室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」

【講演概要】
アカデミック・ライティングの指導に必修であるディスコース・ストラテジーの活用方法を、代表的な学術論文で構築した約100万語のコーパスを分析した結果から考察する。また、国際論文の査読者がどのような基準で採択を行っているのか紹介する。

【講演者略歴】
中谷安男(法政大学経済学部教授)
中村学園大学流通学部准教授、東京理科大学経営学部准教授を経て現職。英国バーミンガム大学大学院英語学科博士課程終了、応用英語言語学博士。主な研究分野はコミュニケーション・ストラテジー、アカデミック・ライティング。国際ビジネスコミュニケーション学会理事。

代表著書:
Improving Oral Proficiency through Strategy Training. Lap Lambert Academic Publishing. (2010) 単著.
Language and Linguistics: Emerging Trends. Nova Science Publishers.(2009) 共著.
主な学術論文:
Nakatani, Y. (2013) Investigating criterial features of EFL textbooks based on the CEFR. International Scientific Publications: Educational Alternatives, 11-2, 183-189.
Nakatani, Y. (2010) Identifying strategies that facilitate EFL learners' oral communication: A classroom.
その他:
大修館書店『英語教育』2013年4月号より「アカデミック・ライティングへのアプローチ」連載中。


2013年度
青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部
共催講演会(第5回)
第二言語習得研究からみた語彙習得と指導
講演者 : 望月 正道(麗澤大学)
日 時 : 2014年1月11日 (土) 16:00-17:30
場 所 : 青山学院大学 総研ビル(14号館)11階 第19会議室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」

【講演概要】
英語の語彙をどのように指導したらよいかについて、教師の経験に基づいてさまざまな方法が提案されています。これらの方法の多くは間違いではありませんが、第二言語語彙習得研究を見ると、研究成果に沿うものばかりとはかぎりません。この講演では主として、第1に日本語訳の意義、第2に新語と同時に同意語・反意語・派生語などを一緒に導入することの是非,第3に未知語の推測、第4に復習、という4つのテーマについて第二言語語彙習得研究の観点から検討します。その結果を踏まえ、英語の語彙力を向上させるためには、いつどのような指導をするのが効果的であるのかを考えてみたいと思います。

【講演者略歴】
望月 正道(麗澤大学教授)
大妻嵐山女子高等学校教諭を経て、現職。専門は英語教育学。主な研究テーマとしては英語語彙習得・指導、英語教員養成。特にさまざまな語彙知識を測定する語彙テスト開発、英語による英語授業の指導。主な著書に『英語語彙の指導マニュアル』(大修館書店、共著)、『英語語彙指導の実践アイディア集』(大修館書店、共著)、文科省検定高校教科書 World Trek English Communication(桐原書店、編集主幹)などがある。