【講演者略歴】 清水 公男(文京学院大学)
文京学院大学外国語学部准教授。ウイスコンシン州立大学、上智大学大学院で学んだ後、私立・公立高校教諭、木更津工業高専を経て現職。専門は教育工学(授業研究、評価、教師教育)、英語教育学。講演概要に関連した論文に、「Critical Thinking Instruction and Its Effect for Students of KNCT」高専教育 No.34(2011)、「ジェネリックスキル育成への動向とその背景にある代替的評価としての形成的評価方法」JANTA Bulletin No.9(2012)等がある。
2014年度 青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部 共催講演会(第4回)
CLILと協調学習の現状と課題
講演者 :
山崎 勝(埼玉県立和光国際高等学校)
日 時 :
2014年12月12日 (土) 16:00-17:30
場 所 :
青山学院大学 14号館 総研ビル 10階 第18会議室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」
【講演概要】 本校は平成23年度より、上智大学との連携により、CLIL(Content and Language Integrated Learning)(内容言語統合型学習)の実践研究を行い、今年度で5年目を迎えた。外国語科2年生の「異文化理解」の授業で、題材として国際問題(global issues)を扱っている。また、埼玉県教育委員会は、東京大学大学発教育支援コンソーシアム推進機構(CoREF)と連携して、同機構が提唱する「知識構成型ジグソー法」による協調学習を推進している。本校は、平成24年度より研究開発校として研究授業を行ってきた。本校は協調学習をCLILの一形態として位置づけ、CLILと協調学習の統合を試みている。本発表では、日本の高校の英語の授業へのCLILの導入について、また、英語の授業における協調学習について、現状と課題を紹介したい。
【講演者略歴】 山崎 勝(埼玉県立和光国際高等学校)
埼玉県立和光国際高等学校教諭。埼玉県内の2校の公立高校を経て現職。埼玉県の公立高校に勤務して31年目になる。一般財団法人語学教育研究所研究員・評議員。著書にCLIL GLOBAL ISSUES(共著、三修社)がある。
栗原 文子(中央大学教授)
専門分野は、第二言語習得、英語教育、異文化アプローチによる言語教育など。 主な論文:“Promoting ‘noticing the gap’ in the Post-Task Phase: Comparing the Effects of Two Types of Activities.” 2007. JACET Journal 44: 59-70.,「日本人英語学習者による異文化間能力の検証-タスクにおける会話分析を通して-」2013『英語英米文学』No.53: 111-131.