吉住香織:
神田外語大学特任准教授。お茶の水女子大学文教育学部教育学科卒業、Institute of Education University of London (現 The UCL Institute of Education)修士課程修了(TESOL)。埼玉県立高等学校勤務を経て現職。ELEC同友会英語教育学会副会長。英語授業研究・教員研修に長年携わる。
2018年度 青山学院英語教育研究センター・JACET関東支部 共催講演会(第2回)
英語アカデミックライティングとプレゼンテーションのデータ収集・分析法―研究と教育に役立てるために―
講演者 :
奥切 恵(聖心女子大学)
日 時 :
2018年9月8日 (土) 16:00-17:30
場 所 :
青山学院大学 14号館(総研ビル) 9階 第16会議室
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「講演概要」と講演時の「講演者略歴」
【講演概要】 現代の英語教育でニーズが多くなっている分野では,アカデミックライティングやプレゼンテーションが代表としてあげられる。これらのスキルは英語力に加え,談話レベルでの学習が必須となるため,教育・指導が必要であることは言うまでもなく,応用言語学の教育への貢献度は高い。本講演では,発表者が実際に経験した日本と海外でのデータ収集方法と倫理審査,データ公開方法における注意点,及びそのデータを利用した研究の紹介をする。さらには発表者が構築したアカデミックライティングコーパス The Corpus of Multilingual Opinion Essays by College Students (MOECS) の利用方法やデータ抽出方法などについても説明する。アカデミックライティング教育とプレゼンテーション教育との談話的共通点などについても,聴衆と一緒に議論したい。
【講演者略歴】 野邊修一:青山学院大学文学部教授。シカゴ大学(The University of Chicago)大学院心理学研究科認知・コミュニケーション学専攻修了(Ph.D.)、流通科学大学専任講師、青山学院大学専任講師、准教授を経て、2010年から現職。 最近の論文等として、「ジェスチャー」(針生悦子(編)『言語心理学』朝倉書店)、「言語とジェスチャー」(重野純(編)『言語とこころ』新曜社)、「身振りと言語発達」(岩立志津夫・小椋たみ子(編)『よくわかる言語発達[改訂新版]』ミネルヴァ書房)がある。