TOP >> 2012 Monthly Meeting >> 7/7の研究会Last updated on May 3, 2012
 
■■ 2012-2013 JACET Kanto Monthly Meeting ■■

演題:
「逆転の発想:落ちこぼれ(落ちこぼし)そうな学習者は指導法の宝庫」
Reading Recovery: Its ideas and Insights

発表概要 明治以来、日本人の意識下にある立身出世願望が教育面に色濃く残っているせいか、主に成績上位者が脚光を浴び、成績不振者は、切り捨てとまではいかなくても、その原因や回復の手立てについて十分に配慮されてきたであろうか。「読み書きで苦労している子どもがいるなら、その子の学習を手助けできる方法をまだ見つけていないと考えるべきである。」これは、生涯を児童の読み書き能力の向上に捧げたMarie M. Clayのことばである。それは今、Reading Recoveryとして、英語圏の国々で国家的事業として実践され、その結果に関する詳細な年報が発行され、研修会や研究会が広く行われている。そこから浮かび上がる示唆やアイデアを検討したい。
発表者略歴 梨 庸雄
ハワイ大学大学院 (MATESL)、青森県立弘前高校教諭、青森県教育センタ−指導主事、弘前大学教育学部教授、京都ノ−トルダム女子大学特任教授