TOP >> Monthly Meeting >> 2008/10/18の研究会Last updated on August 10, 2008
 
■■ 2008-2009 JACET Kanto Monthly Meeting ■■

演題:シャドーイング・音読の効果:インプット処理の自動化とアウトプットへの転化
How shadowing and oral reading facilitate automaticity in input processing and language production

発表概要 本報告では、まずシャドーイング・音読の持つ、音声・音韻表象形成の自動化および語彙・構文の内在化という、2つの効用についてふれる。その上で、前者の自動化を達成することが、どのような効果をもたらすのかについてこれまでの研究成果を報告する。さらに、「自動性」がどのような心的状態を指すのか検討し、最後にスピーキングなどのアウトプット能力の育成にいかに転化できるかということについて今後の見通しを述べる。
発表者略歴 門田修平(関西学院大学 教授)
博士(応用言語学)。専門は、心理言語学、応用言語学。主な著書に『英語リーディングの認知メカニズム』(くろしお:共編著)、『英語の書きことばと話しことばはいかに関係しているか』(くろしお:単著:2002年大学英語教育学会学術賞)、『応用言語学事典』(研究社:共著)、『英語のメンタルレキシコン』(松柏社:編著)、『決定版 英語シャドーイング』(コスモピア:共著)、『決定版 英語エッセイライティング』(コスモピア:監修・共著)、『第二言語理解の認知メカニズム』(くろしお:単著)、『日本人英語学習者の英単語親密度 ―文字編―』(くろしお:共著)、『英語語彙指導ハンドブック』(大修館:共編著)、『シャドーイングと音読の科学』(コスモピア:単著)、『ことばと認知のしくみ』(三省堂:共編著)、『シャドーイングと音読:英語トレーニング』(コスモピア:監修・共著)などがある。