TOP >> 2008 Monthly Meeting >> 2009/3/14の研究会Last updated on January 31, 2009
 
■■ 2008-2009 JACET Kanto Monthly Meeting ■■

演題:
英文読解力養成のための一つの試み

発表概要 速読、多読による情報摂取型、あるいは大意把握型の英文読解が主流となっている今日、精読を通し、細部にまで目を配りながら英文を正確に読解する力の養成が疎かにされているように思われる。そこで、旧来のいわゆる訳読型の英文読解とは異なる方法で、英文の正確な読解力を養成するにはどうすればよいか、講演者のセンテンス構造分析中心の読解メソッドを紹介しながら説明したい。
発表者略歴 鈴木英夫(東京大学大学院)
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻教授
英語の精読の可能性を模索している。ルネサンス期の英詩に曲が付けられた歌曲を中心に、「詩と音楽の関係」に関心があり、特に、声と言語の起源に興味を持っている。

著書:

  • 『思想の身体??声の巻』(「自然と声」を分担執筆、兵藤裕己編著、春秋社、2007年
  • 『これからの大学英語教育--CALLを活かした指導システムの構築』(「異文化理解力と実用的な発信力の養成」を分担執筆、竹蓋幸生・水光雅則編、岩波書店、2005年)
  • 「自然、声、そして歌--メロポイエーシスの諸相」(『文学』岩波書店、第5巻第2号、2004年)
論文:
  • 「英語教育とOED--現場での試みより--」(『英語青年』研究社、第141巻第1号、2003年)
  • 「コンピュータ時代の英文学研究」(『英語教育』大修館書店、第45巻13号、1997年)
  • 「個人研究者におる電子テキスト処理をめぐって(上)(下)」(『英語青年』研究社、第142巻2号-第3号、1996年)