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■■ 2007 JACET Kanto Monthly Meeting ■■

発表題目:より適切なテスト得点の解釈と使用を目指して:妥当性と妥当性検証法


発表概要
 妥当性は,言語テストを作り,使用する際に最も重要であり,テスト作成・使用において常に検証すべきものと言われます。テストの妥当性の概念は,「内容妥当性・基準関連妥当性・構成概念妥当性のように種類別に分ける考え方」から,妥当性を「全体として一つの概念とする捉え方」に変化しています。本発表では,最近の妥当性の捉え方とそれにまつわる議論を紹介し,発表者が最近行った例を交えながら,様々な妥当性検証の方法を概観することで,より適切にテスト得点を解釈し,使用するために必要な手順を考察したいと思います。

発表者略歴
小泉利恵 (常磐大学)
栃木県出身。宇都宮大学教育学部卒業。筑波大学大学院修士課程教育研究科・筑波大学大学院博士課程人文社会科学研究科修了。博士 (言語学)。現在,常磐大学国際学部専任講師。専門は言語テスティング。現在の研究課題は「テストの妥当性検証」,「日本人英語学習者における発話の分析方法」,「日本人英語学習者のスピーキングの発達」など。現在,英語運用能力評価協会 (ELPA) アドバイザリ−・メンバー,日本言語テスト学会役員。